星景写真を撮影していると必ずついて回るのがノイズとの戦いです。
僕はOM SYSTEMのOM-1いわゆるマイクロフォーサーズ機を使っているので、なおさら気を使わなければいけません。
ノイズといっても高感度ノイズと長秒時ノイズがあるわけですが、今回は高感度ノイズについて取り上げます。
高感度ノイズとは
暗い場所で撮影する際は明るさが不足するので、やむを得ずISO感度を上げることがあります。
星空撮影の場合は基本的に光害の少ない真っ暗な場所で撮影するので、必ず普段より感度を上げているはずです。
この際、ISO感度上げると発生する写真のザラつきを高感度ノイズと言います。

こういう状態のことですね。
僕は「写真がガビガビになる」と言う表現の方がシックリきます。
これはイメージセンサーに届いた光を電気的に増幅させる際に発生します。

当然ながら、増幅させる度合いが大きいほどノイズが発生します。
ISO感度が数百程度なら許容できたノイズも1000以上になってくると、その範疇を超えてくるわけですね。
高感度ノイズの対策
さてこの高感度ノイズですが、対策方法は3つあります。
- できる限り明るいレンズを使う
- シャッター速度を上げて光量を稼ぐ
- 撮影後に現像ソフトでノイズを低減する
①と②には限界があるので、③が必要になることがほとんどです。
スタック処理
③でもっとも効果が望めるのはスタック処理です。
スタック処理とは簡単に言うと、同じ写真を何枚も撮って比較明合成する処理になります。
ただし星は動いていますので微妙に位置の変わる星を補正しながら合成する必要があり、専用ソフトが必要です。
Windowsなら「Sequator」というソフトが無料で利用できます。

興味のある方はこちらからダウンロードして使ってください。
ノイズ低減ソフトを使う
スタック処理はどうしても手間が掛かりますし、同じ条件で何枚の撮影できない可能性もあります。
そこで有効なのが現像ソフトのノイズ低減機能を使うことです。
有名なのがDxOから販売されているノイズ低減専用ソフトのPureRawと、AdobeのLightRoomのAIノイズ除去です。
僕の愛用している写真編集ソフトのLuminarNeoにも当然ついている機能です。
ノイズ低減専用ソフトのPureRaw3と、LuminarNeoのノイズレスAIはどちらが優秀なのか?
設定内容
PureRaw3のノイズ低減処理と、LuminarNeoが誇るノイズレスAIを使って実際に処理を行った写真を比較したいと思います。
まずLumninarNeoの設定はこんな感じです。

推奨されている通り、”中”で実行しました。
続いて、PureRaw3の設定画面です。

より細かく実行できる”DeepPRIME XD”で実行しました。
PureRaw3ではヴィネットや歪みなどの光学補正もできますが、今回は比較のため行っていません。
比較結果
実際の行った比較結果がこちらです。


分かりにくいので、アップしてみてみましょう。


いかがでしょうか?
PureRaw3の方がよい結果になっているように見えます。
LuminarNeoは今回”中”で実行していますが、”高”で実行しても結果に大きな差はありませんでした。
結果まとめ
LuminarNeoは非常に気に入っており、今後も現像処理では必ず使っていくと思いますが、ノイズ処理に関してはPureRaw3に軍配が上がりそうです。
最近はPureRaw4も発売されましたので、さらに良くなっていると思います。
またの機会にSequatorとPureRawの比較検証も行いたいと思います。
それでは