2024年9月末から、いよいよ待望の紫金山・アトラス彗星がやってきます。
天体ファンが待ちに待った今年一番の天文イベントですね。
昨年は西村彗星が8月に、今年はポンブルックス彗星が3月に来ましたが、肉眼で見るには厳しい条件でした。
ところが紫金山・アトラス彗星は肉眼で見えるかもしれないと言うことで、非常に期待され話題になっています。
紫金山・アトラス彗星とは

紫金山アトラス彗星は2023年に発見された彗星で、2024年9月29日もっとも対応に接近し、10月12日にもっとも地球に近づくと言われています。
ちなみに正式名称はC/2023 A3(Tsuchinshan-ATLAS)と言います。
7月末に著名な米天体学者がすでに崩壊しつつあると発表して全世界が落胆に包まれましたが、8月末になってやはり生きていたと発表され、再び歓喜に溢れました。
非常に明るくなることが期待され、最大で金星よりも明るいマイナス5等級と予想されています。
紫金山・アトラス彗星はいつどこで見れるのか
日本から観測できるのは9月末~10月中旬ごろまでと言われています。
9月25日頃から明け方の東の空に見え始め、10月6日を過ぎると太陽が昇ってしまい見るのが難しくなります。
10月10日頃には今後は日没直後に西の空に見えるようになります。
ただし10月12日以降は急速に暗くなり、肉眼で見るのは難しくなっていきます。
| 日付 | 9/25 | 9/27 | 9/30 | 10/3 | 10/6 |
|---|---|---|---|---|---|
| 明るさ | 1.0 | 0.8 | 0.5 | 0.4 | 0.3 |
| 方角 | 東 | 東 | 東 | 東 | 東 |
| 時間帯 | 4:45~ | 4:45~ | 4:50~ | 4:55~ | 5:15~ |
| 日付 | 10/10 | 10/13 | 10/16 | 10/19 | 10/22 |
|---|---|---|---|---|---|
| 明るさ | 0.5 | 0.8 | 1.4 | 2.0 | 2.7 |
| 方角 | 西 | 西 | 西 | 西 | 西 |
| 時間帯 | 17:30 | 17:30~ | 17:25~ | 17:20~ | 17:20~ |
(観測の目安)
簡素に便利なアプリ
いつどの方角に見えるのか詳しく知ろうと思えばアプリが便利です。
という事で、僕のおすすめアプリを2つ紹介します。
Comet Book

望遠鏡で有名なVixenが提供しているフリーソフトで、指定した彗星を日付・時刻ごとに確認することができます。
使い方も非常に簡単で左上のボタンで目的の彗星をタップしたら、下部のDayとTimeで日付・時間を指定するだけでどこに見えるか分かります。
初回起動時にはチュートリアルがあるため、使い方には困らないと思います。
Star Walk2

無料で現在の星や星座が見ている方向に合わせて表示できるアプリです。
指定した天体を矢印で表示してくれるので、目的の天体を素早く見つけることができます。
有料にすると衛星や星雲なんかも見ることができます。
夜空にスマホをかざして、知らない星や星座を見るだけでも楽しめるアプリです。
彗星の撮影方法
彗星の撮影にはできれば明るいレンズを付けた一眼カメラを用意したいものです。
できればF値が2.0以下の物を準備できればいいと思いますが、最低でもF2.8は欲しいところです。
星景写真の場合は広角レンズを使って撮影する方が多いと思いますが、彗星を主役にしたいのであれば標準から順望遠が良いかもしれません。
おすすめレンズ
このブログはマイクロフォーサーズ推しなので、M43マウントのレンズでいうと
- SIGMA 16mm F1.4 DC DN | Contemporary
- SIGMA 30mm F1.4 DC DN | Contemporary
このあたりがとても良さそうです。
僕はどっちも持ってないので、PERGEARの12mm F2.0で撮ることになりそうです。

撮影の設定
基本的には星空写真を撮るのと変わらないようですが、標準や準望遠域で撮影するのであれば露出時間は短くしなければ星が流れてしまいます。
12mm(換算24mm)で15秒、16mm(換算32mm)で12秒、30mm(換算60mm)で6秒程度が目安だと思います。
明るいレンズがなければ、後でノイズ処理を前提としてISOを爆上げするか、多少星が流れるのを覚悟して露出を長くするかどちらかですね。
F値はもちろん開放で。一段絞った方が描写が・・・とか言う余裕はありません。
と言っても、まだ空に明るさが残っているので、やり過ぎると白飛びするので撮影結果を見ながら調整ですね。
とりあえず僕は前述のPERGEARの12mm F2.0で撮るなら、ISO4000 F値開放 SS15秒あたりからスタートして調整しようと思います。
最後に
紫金山・アトラス彗星は久しぶりに期待できる彗星です。
次にこんな機会が訪れるのは何年先になるか分かりません。
時間が時間だけに非常に撮影しにくいですが、なんとかして撮りに行こうと思っています。
いい写真が取れたらこのブログやインスタに投稿しようと思います。
何もなかったら、撮れなかったということで・・・