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絶対見逃せない!レモン彗星とスワン彗星共演の観測と撮影について徹底解説!!!

2025年の秋は特別な天文イベントが待っています。
それは肉眼や双眼鏡での観測も期待される2つの彗星、C/2025 A6(レモン彗星)C/2025 R2(スワン彗星)の登場です!
これら2つの彗星は、それぞれ違ったタイミングで注目を集めましたが、特に10月下旬から11月上旬にかけては、2つ同時に観測できる可能性があります。
この絶好の機会を「絶対に見逃さない」ための観測ガイドを作成しましたので、ぜひご覧ください。


 

レモン彗星(C/2025 A6 Lemmon)

項目 概要
発見 2025年1月3日、マウント・レモン天文台で発見。
近日点 2025年11月8日(太陽から約0.53天文単位)。
地球最接近 2025年10月21日(約2等級〜4等級の明るさが期待されています)。
特徴 ガスを豊富に含み、鮮やかな緑色の姿を見せる可能性が示唆されています。
目安の星座 10月下旬~11月上旬にかけて、へびつかい座からへび座ヘルクレス座を移動します。
 
日付 等級(予想) 方角(18:30頃) 高度(18:30頃) 観測可能時間 月齢 流星群
10/5 7.5 西南西 低い(約10°以下) 日没直後〜約1.5時間 13.0(満月近い)
10/10 7.0 西南西 低い(約10°以下) 日没直後〜約1.5時間 17.5
10/15 6.0 西南西 15°前後 日没直後〜約2時間 22.5
10/20 4.0 西 20°前後 日没直後〜約2時間 27.5
10/21最接近 2.0〜4.0 西 20°前後 日没直後〜約2時間 28.5(新月近い) オリオン座流星群極大
10/25 3.5 西 15°前後 日没直後〜約1.5時間 2.5
10/30 4.5 西 10°前後 日没直後〜約1時間 7.5
11/4 5.5 西 5°前後 日没直後〜約40分 12.5
11/8 (近日点) 6.5 西 非常に低い 日没直後〜約30分 16.5

※等級は楽観的な予測を含みます。最接近時は夕焼け空での観測となるため、肉眼で微かに見える可能性もあります。高度が低いため、西の地平線が開けた場所での観測が必須です。

 
Naz
10/21の最接近はアークトゥルスのちょい右。
18時過ぎがポイントです!

 

スワン彗星(C/2025 R2 SWAN)

項目 概要
発見 2025年9月11日、太陽観測衛星SOHOのSWAN装置のデータから発見。
近日点 2025年9月12日(太陽から約0.50天文単位)。
地球最接近 2025年10月20日(最大で4等級の明るさが期待されています)。
特徴 公転周期が2万年以上とされ、比較的長大な尾を持つ可能性が期待されます。
目安の星座 10月上旬~下旬にかけて、てんびん座からさそり座いて座わし座へと移動します。

スワン彗星 10月〜11月 観測データ(北半球・夕方)

日付 等級(予想) 方角(18:30頃) 高度(18:30頃) 観測可能時間 月齢 流星群
10/5 7.0 西南西 低い(約10°以下) 日没直後〜約1.5時間 13.0(満月近い) 10月りゅう座流星群極大近い
10/10 6.0 西南西 低い(約10°以下) 日没直後〜約1.5時間 17.5
10/15 5.0 西南西 10°前後 日没直後〜約2時間 22.5
10/20最接近 4.0 西 15°前後 日没直後〜約2時間 27.5
10/25 5.0 西 10°前後 日没直後〜約1.5時間 2.5
10/30 6.0 西 5°前後 日没直後〜約1時間 7.5
11/4 7.0 西南西 非常に低い 日没直後〜約40分 12.5
11/9 8.0 南西 非常に低い 日没直後〜約30分 17.5

※等級は最接近にかけて増光が期待される予測に基づきます。全体的に高度が低いため、観測には西〜西南西の空が開けた場所が重要になります。


 

夢の競演!レモン彗星とスワン彗星の同時観測の可能性

この秋の最大の注目ポイントは、2つの明るい彗星を同時に視界に入れることができるかもしれないという点です。

  • 時期: ズバリ、両彗星が地球に最接近する10月20日頃が最高のチャンスです。
    • スワン彗星:10月20日地球最接近
    • レモン彗星:10月21日地球最接近
  • 条件:
    • 両彗星とも夕方、西の空に見えます。
    • 10月20日頃は、両彗星がほぼ同じ時間帯(日没後の薄明が終わる頃)に、比較的近い方角(西〜西南西)の低空に見えることが予測されます。
  • 観測のヒント:
    • 最接近の数日間、日没後、西の空を広角レンズで撮影すれば、緑色のレモン彗星尾を引くスワン彗星が並ぶ、二度とない構図が実現するかもしれません。
    • 特に10月21日は新月で、空の暗さが理想的な条件となります!

彗星は突発的な増光や核の分裂など、予測不能な変化を見せるものです。
もし両彗星が予報以上に明るくなれば、この同時観測は歴史的な光景となるでしょう。


 

観測期間中の流星群

彗星の観測と合わせて、この期間に活動が極大を迎える流星群も要チェックです。
流星群の極大と新月付近が重なる日は、彗星撮影のバックに流星を捉える大チャンスです!

  • 10月8日(火)頃:10月りゅう座流星群が極大
    • 出現数が少ない流星群ですが、思わぬ突発出現の可能性もあります。
  • 10月21日(火)頃:オリオン座流星群が極大
    • ハレー彗星を母彗星とする流星群で、速く明るい流星が見られるのが特徴です。
    • この日はレモン彗星の地球最接近日であり、新月と観測条件が抜群に重なるため、彗星と流星群の同時撮影を狙いましょう!

 

絶対に見逃さないための観測・撮影ポイントまとめ

1. 観測場所の選定が最重要

両彗星とも高度が低いため、西〜西南西の地平線に山や建物などの障害物が一切ない場所を選びましょう。海沿いや高台、展望台などが有利です。

2. 10月20日〜21日に全集中!

この2日間は、

  • スワン彗星レモン彗星がほぼ同じ明るさで並ぶ
  • オリオン座流星群が極大を迎える
  • 空が最も暗くなる新月(10/21) という好条件が重なります。この数日に照準を合わせ、休みを取るなど万全の準備をしてください。

3. 早めの準備と双眼鏡の活用

予報より早く増光する可能性もあるため、10月初旬から双眼鏡(7倍〜10倍程度)を使って日々の位置を確認し、彗星の動きに慣れておきましょう。

4. 撮影機材と設定のヒント

  • 広角レンズ(14mm〜35mm程度)で彗星2つと風景を収める壮大な構図を狙いましょう。
  • 望遠レンズ(200mm〜400mm程度)で、彗星の核や尾の構造をクローズアップする撮影も試みてください。
  • 低空のため、街灯りの影響を受けやすいです。高感度設定(ISO 1200〜6400)、明るいレンズ(F1.4〜F2.8)、露出時間10秒〜30秒を目安に、テスト撮影を繰り返して最適な設定を見つけましょう。

私が撮影で使っているカメラ

ちなみに私はOM SystemのOM-1で撮影しています。
マイクロフォーサーズなのでフルサイズに比べると暗所に弱いですが、それでも十分すぎる程にキレイに撮影できます。
そしてなんといっても「星空AF」が超便利!!!
現像してピントが合ってなかった絶望感とは完全にオサラバできました。

 
Naz
換算18mmの広角レンズ「LEICA DG SUMMILUX 9mm」も超オススメです!
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まとめ

レモン彗星の鮮やかな緑色や、スワン彗星の尾を鮮明に捉えるためにも、万全の体制で観測・撮影に臨みましょう!

また情報があれば更新しますので、このブログを引き続きチェックしてくれれば嬉しいです!